仏の世界を表す家庭での信仰の場
2017年01月06日
仏壇はご本尊や位牌を安置するところで、仏の世界を象徴する家庭での信仰の場です。種類は材質の違いから、金仏壇と唐木仏壇の2種類があります。金は桜、欅などの材木に漆や金箔を押し、飾り金具や蒔絵を施して豪華に仕上げられた物です。唐木は黒檀や紫檀等、木本来の材質を生かしたシンプルな物です。この他、合板、プラスチック、アルミニウムなどでできたものも登場しています。
20万〜50万円の値段のものが多く出ています。一般に売られているものは八宗用と言われるもので、形が八宗に共通で最も多く使われています。八宗用であればどの宗派でも使えます。最近の傾向としては唐木が多く出ているようです。但し浄土真宗の場合は金を用います。型の違いから台付き型と上置き型があり、一般に押し入れが半分程度の幅(約1m)に納まるものがほとんどですので、仏間を設ける際の目安にするとよいでしょう。
多くは家庭に不幸があって初めて購入します。四十九日までに用意するのが好ましいと言われていますが、最近では時期にこだわらず好きな時に購入する人が多くなっています。