仏教にはさまざまな宗派に分かれている
2019年06月06日
仏教にはさまざまな宗派に分かれていて、宗派の違いによって葬儀のしきたりも違ってきます。真言宗では、枕経を唱えます。枕経は臨終の枕元で僧侶が亡くなることへの恐れを癒すために唱えていましたが、現在は供養の儀式のひとつとなっていて、故人のためにあげることになっていますが枕経は宗派によってはありません。
葬儀の際、真言宗のマナーとして、焼香の回数がポイントとなります。一般的には1〜2回が焼香の回数となりますが、原則3回です。3回とも押し頂くまたは、はじめの1回は押し頂いて2回は香炉に移す方法が焼香の行いかたです。
ただし、参列者の人数によって時間の短縮のため焼香を1回でという依頼がある場合もあるため、臨機応変に対応します。数珠は正式には主玉が108個の二重タイプで、一連を二重にして、両手の中指に数珠をかけて擦り合わせて音を立てて使います。
最近では宗派に関係なく使える略式の数珠があるので、信徒でない場合で参列する場合には宗派に関係ないタイプを使うことには問題はありません。香典袋の表書きは、御霊前・御香典を使って金額には宗派は関係なく一般的な金額を入れますが、袋を袱紗に入れて持参することがマナーとなります。